公開される度に話題になる、ディズニー映画の実写。一覧にするとかなりの数がありますが、全部で何作品あるかわからない人も多いのではないでしょうか。ディズニープラス限定の配信映画もあるので、それも合わせたらかなりの作品数です。
そこで今回は、ディズニー映画で実写化された作品の中から、劇場公開になったものを抜粋してご紹介します。
ディズニー映画の実写一覧
ディズニー映画で最初に実写化されたのは、『ジャングル・ブック』で、1994年12月25日に公開されました。その後、『101匹わんちゃん』や『くまのプーさん』などが次々と実写化され、アニメーションとは違った魅力を表現しています。
今回は、実写映画の中から特に人気のある7作品を、公開順に見ていきましょう。
『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)
2010年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド』は、『不思議の国のアリス』を元にした映画です。作品の内容は原作と異なる部分が多く、アリスが赤の女王と戦ったり、アニメーションにはない白の女王が登場します。
特になったのはキャスト陣で、マッドハッター役をジョニー・デップ、赤の女王をヘレナ・ボナム=カーターが演じました。
『マレフィセント』(2014年)
2014年に公開された『マレフィセント』は、『眠れる森の美女』を元にした映画です。こちらも原作とは違い、オーロラ姫に呪いをかけた魔女・マレフィセントがメインの物語になっています。
マレフィセントを演じたのはアンジェリーナ・ジョリーで、アメリカ・日本共に週末興行ランキング初登場1位を獲得しました。今ではすっかり馴染みのある「ヴィラン(悪役)」という言葉を広めた作品でもあります。
『シンデレラ』(2015年)
2015年に公開された『シンデレラ』は、原作の名前がそのまま使用された映画です。映画の内容は基本的に原作通りですが、シンデレラと王子が出会うのは舞踏会ではなく森の中という設定で描かれています。
他の実写映画と比べて原作に忠実だったことに加え、フェアリー・ゴッドマザーが魔法をかけるシーンが美しく、大きな話題を呼びました。
『美女と野獣』(2017年)
主役のベルを演じたのはエマ・ワトソンで、大きな話題になりました。日本では大ヒット作品となり、週末映画ランキングでは初登場1位を獲得。『アナと雪の女王』が残した記録を更新しています。
『アラジン』(2019年)
2019年6月に公開された『アラジン』も、原作通りのタイトルが付けられた作品です。原作と大きく異なる点はほとんどありませんが、魔法の洞窟に行くことになったいきさつが少し違います。
見どころはウィル・スミスが扮したジーニーの演技と、魔法の絨毯に乗って空中散歩を楽しむシーンの美しさです。日本語吹き替え版ではアラジン役を中村倫也、ジーニー役を山寺宏一が演じたことも話題になりました。
『ライオンキング』(2019年)
2019年8月に公開された『ライオンキング』も、原作通りのタイトルが付けられた作品です。『ライオンキング』では大筋のストーリーに大きな変更点はないものの、細かな描写やセリフで異なる部分が複数あります。
しかし、本物の野生動物を撮影したかのようなCG技術が素晴らしく、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作作品では歴代1位という記録を残しました。
『クルエラ』(2021年)
2021年に公開された『クルエラ』は、『101匹わんちゃん』を元にした映画です。クルエラといえば、ダルメシアンの子犬から毛皮のコートを作ろうと目論む悪女ですが、実写では全く違うストーリーが展開されます。
ファッションの才能を持って生まれたクルエラの壮絶な生い立ちが描かれていて、原作があることを忘れて引き込まれてしまう作品です。
ディズニー映画の実写でプリンセス役を演じたのは誰?
ディズニー映画の実写でプリンセス役を演じた女優は次のとおりです。
| 作品名 | 役名 | キャスト |
| マレフィセント | オーロラ姫 | エル・ファニング |
| シンデレラ | シンデレラ | リリー・ジェームズ |
| 美女と野獣 | ベル | エマ・ワトソン |
| アラジン | ジャスミン | ナオミ・スコット |
| リトル・マーメイド | アリエル | ジョディ・ベンソン |
| 白雪姫 | 白雪姫 | レイチェル・ゼグラー |
ベルを演じたエマ・ワトソン以外に有名な女優は出演していませんが、作品のイメージを守るためにはその方が良いのかもしれませんね。
ディズニー映画の実写はひどいと評判?
ディズニー映画の実写に関する評判を調べたところ、「ひどい」という声が多数あることがわかりました。理由として挙げられるのは、原作の世界観を壊すような改変や、イメージに合わないキャスティング。
やはり多くのディズニーファンは原作を大切にしている人が多く、昔の作品ほど脚色しないで欲しいという気持ちが強いようです。
更に、多様性を尊重するあまり、原作のキャラクターとは違う印象を受けてしまうキャストを採用している点でも反発が起きています。
ディズニー映画の実写化が予定されてる作品
ディズニー映画の実写化が予定されている作品は次のとおりです。
- 『モアナと伝説の海』(2026年夏公開予定)
- 『アラジン2』(公開未定)
- 『ヘラクレス』(公開未定)
2025年11月時点で具体的な発表があったのは、『モアナと伝説の海』だけで、他の作品については新しい情報は出ていません。制作側が実写化を進めようとしても、配役や脚本の作成が間に合わないなどの理由で白紙になる可能性もありそうです。
まとめ
今回は、ディズニー映画の実写一覧をご紹介いたしました。
ディズニー映画の実写は原作を土台に作られていますが、作品によってはまったく違う印象を受ける人もいるようです。アニメーションへの思い入れが強いと「ひどい」という感想を持ってしまいますが、別の作品として観ると楽しめるかもしれません。
どんな点が原作と違うのか、気になった人はディズニープラス 倍速を利用して見比べてみてくださいね。


